任意売却最新情報

埼玉浦和Y様『コロナの影響で廃業、住宅ローン滞納で競売目前』

今回はさいたま市浦和区の事例をご紹介します。

事の始まりは「いい任売.JP」に寄せられた相談からでした。Y様は物件に奥様と二人で生活していました。共働きの世帯でY様は会社員、奥様は自宅で猫のブリーダーを営んでおりました。昨今のコロナの影響をY様ご夫婦ともにうけ生活が苦しくなっていたとのこと。特に奥様のブリーダー業は影響を受け、そのことからトラブルに発展。結果的に廃業せざるを得なくなってしまいました。それにより住宅ローンの支払いができず滞納。任意売却のご相談になりました。

Y様は住み心地の良さや物件への愛着はありましたが、ここ数年で悪い思い出の方が多くなってしまい心機一転したいということから売却を希望。残債をできるだけ少なくすることを目標に販売していくことになりました。

物件は最寄駅までバス便で少し距離はありますが閑静な住宅街にある築17年経過した3階建の戸建。近隣にはスーパーやコンビニ・ドラックストアがあるなど住環境はよく人気のあるエリアに位置しておりました。一度外観を塗りなおしていたので建物の印象は良い物件でしたが販売にあたり大きな問題がありました。それは奥様が猫のブリーダーを自宅でやられていたため、室内中猫のひっかき傷だらけ、傷のない場所がないぐらいの状況でさらに傷の度合いも酷くフルリフォームが必須の物件でした。さらに猫の臭いもとても強く一般の方が内見した際に驚かれるようなレベル。これでは内見した際の印象は最悪で冷静に物事を判断できる方でない限り敬遠されてしまいます。これだけでも販売に苦労することは明らかですが、それに輪をかけて債権者交渉も難航してしまいます。通常ここまで室内の状況が劣悪な場合、債権者はそれに見合った金額での販売を認めて頂けるのですが、今回の債権者は一切室内状況を加味せず、築年数や建物と土地の規模など数字だけで物件価格を算出したため、販売価格をみたお客様が想定する室内状況との間にギャップが生まれてしまい販売に支障がでてしまいます。もちろん内見にあたって事前に室内の状況はしっかりと説明しますが、それでも皆さん驚かれて問い合わせや内見は定期的に入りますが購入には至りません。その後も問合せがあっても室内状況を聞くと内見がキャンセルになるなど色々とありました。そして依頼を受けてから三ヶ月ほど経過し、そろそろ競売に移行するというギリギリのタイミングでフルリフォームを前提で物件を探しているお客様が現れ紹介したところ、気に入って頂き契約を締結、無事任意売却を成約することができました。

今回は債権者交渉もさることながら販売にとても苦労した事例です。最後簡単に記載していますが、実際は様々な活動をしました。生活をする上で壁や床に傷がついてしまうことは仕方ないことですが、フルリフォームが必要となるほど猫によって傷つき、汚されている物件はとても印象がわるいです。購入される方は一般個人の方が大半ため、室内の状態が悪いと、いくらリフォームをするお客様でも購入を躊躇したり敬遠してしまい売れないという事が多々あります。弊社はそういった物件だとしても成約に向け精一杯販売活動をしていきます。、

何かお困りの事がございましたら、ご連絡頂けると幸いです。