今回のお客様は、大学で研究職として勤務されている方で、年収や職位からしても、世間的にステータスをお持ちのお客さまでした。
弊社によくお問い合わせを頂く属性のお客様で、いわゆる「融資の付きやすい属性」のお客さまでした。
この属性の相談者に多いのが、「複数物件を不動産業者に言われるがまま購入してしまい、実際には節税効果よりも手出しの金額が多くて困っている。」という状況のお客様ですが、このお客様も5物件を所有していました。
毎月の手出し金額や、今後築年数が古くなっていった時にサブリースが解除される事を考えた空室リスクを考えると、高額な損失となる事が予想されました。
また、物件に関するお悩みだけでなく、この物件を所有していることは身内の方に悟られたくない、というお悩みをお持ちのお客さまであったため、今回の売却を進めるにあたって、債権者交渉だけでなく、所有者との連絡や書類のやり取りにおいても相当気を遣いながら進めていかなくてはならないこともありました。
弊社としましてはお客様のお悩みを解決することを第一優先として心がけている為、これに対しては100%の結果でお応えするよう努めて進めていきました。
築年数もある程度経過している物件でしたので、債権者の求める回収額と実際に販売できる見込み額も乖離がありました。その為、債権者交渉や買主との折衝も難航しましたが、交渉の結果報告や諸々の手続きについて、お客さまとも慎重に進める必要がありました。
最終的には所有者様のご協力もあり、無事に任意売却を進めることが出来、お客様には大変喜んで頂きました。弊社としても負担の大きな取引では御座いましたが、お客様からの「ありがとう」の一言で報われた任意売却となりました。
弊社では、いろいろなお客様からのお悩みをご相談頂きます。特に収益物件の任意売却に際しては、センシティブなご相談が多いのですが、弊社ではお客様のご希望を優先に進めて行く事を心がけています。こんなことを相談しても良いのだろうか、という心配はなさらず、是非ご相談くださいませ。引き続き、宜しくお願い致します。