今回、任意売却のご依頼を受けたのは、栃木県にお住いのU様。
U様は、ご自宅を新築時から長年に渡りご家族と一緒に居住しておりましたが、昨年の新型コロナウィルスの影響を受けてご自宅を売却しなければならない事態となりました。
U様はタイヤ関係の会社に契約社員として勤めておりましたが、新型コロナウィルスの影響により仕事が激減して収入が減ってしまい住宅ローンの返済ができなくなってしまいました。U様は預貯金を数百万ほどお持ちだったのですが、ちょうどその頃お子様のご事情で預貯金のほとんどを使ってしまっていたことで住宅ローンの返済に回すことができませんでした。また奥様はパートをしておりましたが奥様は新型コロナウィルスに罹患してしまい働くことができませんでした。
U様から弊社ホームページより任意売却のご依頼をいただいたのは、住宅ローンの返済を滞納して約2か月後で金融機関からは催告書が届いておりました。金融機関に弊社で任意売却を進めることを伝え販売活動を開始しました。
最終的に本物件は、任意売却を開始してから約7か月後に残債を下回ってはしまいましたが無事に売却をすることができ所有者からも感謝のお言葉をいただくことができました。
今回ポイントだったのは、U様の収入減や預貯金がなかったことはご事情から仕方のないこととして、長年住宅ローンを返済していたのもかかわらず元金があまり減っていないこと、つまり金利が高いままであることだと思います。
住宅ローンの金利は、その時代によって違い現在は低金利時代です。金利が高い時代に借りてしまったとしても金利が低い時に借り換えなど住宅ローンを見直すことが大事です。今回もどこかのタイミングで借り換えで金利を下げる事ができていれば元金はもう少し減って完済若しくは残債を減らすことができたかもしれません。もちろんその時の市況などによっては必ず条件の良い借り換えをできる訳ではありませんがチャレンジするだけでも損はないと思います。
住宅ローンの返済が厳しくなりそうな方、住宅ローンの返済が滞ってる方、競売開始の通知が届いた方、どの状況の方でも問題ございませんので住宅ローンの返済についてお困りの方がいらっしゃいましたらぜひ弊社までご相談いただければと思います。