所有者は６０代男性で事業を営んでいましたが海外事業で失敗し多額の債務を負ってしまい、地裁より競売開始決定通知が届く前に弊社のホームページをご覧になりお問合せを頂き、任意売却のご依頼を頂きました。

物件的には築２５年目の豪邸で新築当時は２億円という価値のある物件でしたが、現在は当時の高級住宅街の面影も薄く駅からの距離もあり、さらに追い打ちをかけるように一年間空き家だったこともあり、かなり物件的に損傷が激しく白蟻の多大な被害も疑われるような状態でした。

債権者交渉は順調に進んだのですが、この広大な敷地のお屋敷に対するニーズにマッチングした買主をこの短期間で見つけるのに大変苦労する事になりました。
何件かの内見には結びついたのですが、多大なリフォーム費用がネックで購入までには至らず、度重なる債権者交渉で金額を大幅に下げることに成功し今回どうにか開札期日の前日に代金決済し競売を取り下げる事が出来ました。

もちろんその間、決して最後まで諦めることなく通常の販売活動に加え、物件近隣へのチラシ配布やポスティングをしたことが功を奏し、たまたまチラシを見たお客様からの問い合わせで、期限ぎりぎりでの成約となりました。

残った無担保債権についても弊社の顧問弁護士に相談をされ、法的に債務をゼロにしたうえで、前向きにこれからの新たな人生のスタートを切られようとしております。