物件は都営浅草線最寄駅から徒歩4分という駅近のマンションで30㎡に満たない1DK住戸だったのですが、築年数は12年目で昨今の投資用物件ブームの中では人気エリアで需要ある物件でした。
所有者は本物件を新築時より実需用として購入し、自ら建設業に従事し仕事柄宅建士の資格も持ち合わせていたのですが、前職の同業種にて業績が悪化し転職を試みる際に住宅ローンが滞ってしまい弊社に依頼があった際にはすでに債権者より競売申立に着手されている状況でした。 所有者は仕事柄ご自宅の相場観は理解していたのですが、どうしても任意売却を経てお引越しを決断するのではなく、ご自宅に住み続けるためのオーナーチェンジによる任意売却を強く希望されました。
ただ、ご自宅の賃料相場も理解されている中、どうしても住宅ローンの残債額から言ってオーナーチェンジによる投資用物件の賃料相場と利回り的に見合わず、債権者との任意売却しやすい金額までの損切交渉が不可欠な状態でした。
ただ、今回は住宅ローンの滞納だけでなく、購入後に設定された抵当権者の残債と多額の税金滞納による差押も付いておりましたので、合計4件の債権者との交渉が不可欠で、住宅ローンの債権者が認めて頂ける後順位のハンコ代や税金差押解除に要する決められた控除費用では抹消・解除する事が出来ず、粘り強く交渉した結果、不足金も最小限の金額まで落とすことが出来て、どうにか不足分を所有者様および買主様にもご協力頂く事により、何とか所有者様の希望家賃に見合った買主様を獲得した上でオーナーチェンジによる任意売却が成立致しました。
現在、任意売却の中でも、半数以上がオーナーチェンジを希望され、ゆくゆく条件面が整えば買戻しという選択を取られるお客様も多数いらっしゃいます。
是非、弊社の任意売却に特化した経験と実績、さらにオーナーチェンジや買戻しといったお客様からのご要望の多い案件についても丁寧に流れをご説明いたしますので、どうかお気軽にお問合せをお待ち申し上げております。