本件は今年1月16日に訪問によりご依頼を頂戴いたしました。3人家族で子供さんは大学生になった娘さん1人です。所有者にお話を伺ったところ、本来の所有者は現所有者のお兄さんの家で毎月生活費を入れ同居していたそうです。しかし昨年5月にお兄さんがお亡くなりになり、その後は債権者代位で同居していた弟さんに相続登記をしたそうです。そこで判明したのは住宅ローンが8カ月滞納していて既に競売の申立をされていたという驚愕の事実です。途方に暮れていたところに弊社のサイトを見つけ問い合わせ、任意売却の話を聞き依頼することになりました。ご家族の希望はあくまでも住み続ける事でのオーナーチェンジでした。依頼を受けたのが1/16で入札日が3/26開札日が4/9と非常にタイトなスケジュールの中、販売活動を始めました。しかし住居は私道沿いのドン突きの位置にあり宅内外のリフォームが必要で、更に裏地に川があり氾濫は無いにしても台風時の心配がマイナスに働き非常に買主を探すにあたり困難を極めました。時間がないので債権者も早急に応諾させるにあたり、交渉が難航し時間もない、尚且つ裁判所の評価額が出る前に買主を探さなければ評価額が万一高かった場合その額が債権者の基準となってしまう為、早急に買主を探し当てることが急務でしたが何とか買主を見つけることに成功。債権者にも応諾を得る事が出来ました。あとから債権者に言われたことですが、応諾した翌日に裁判所から評価額の通知が届いたそうです。結果は応諾価格をかなり超えた金額だったそうです。依頼者の状況、希望、を考え、且つ時間がないなら無いなりのスピード感を持っての行動の結果、何とか所有者の希望を叶えることが出来て所有者からは「あの悩んでいた時いい任売さんにお願いして本当に良かった」と有難いお言葉を頂戴いたしました。
限られた時間の中で最大限の力を発揮し依頼者の希望をかなえることをモットーにしています。