任意売却最新情報

富山県I様「体調を崩しローン返済が困難に」

本物件所有者のI様は年金生活でしたが、体調を崩しかかる医療費等により支払いが困難になってきました。そのため、金融機関にリスケジュールを相談し返済額の見直しをしながらなんとか繋いできましたがいつまでも続けられるものでもなく、1ヵ月遅れ、2ヶ月遅れと遅れがちになり最終的には3か月に1回の支払いになるなどいよいよ返済が立ち行かなくなりました。息子様、娘様がいましたが各々の生活がありご両親の負債をカバーするまでの資力はございませんでした。その息子様から弊社ホームページを閲覧していただき問い合わせいただいたのがきっかけでした。

I様は少々耳が遠くなってきており、電話での話が難しくなってきたこともあり、専ら奥様と話をすることとなりました。しかし、ご自宅に届く催告書や各通知書類を送っていただくのに郵送では時間がかかるため、写真をメール添付していただくなどの協力は息子様にお願いしました。ご家族全員で協力して任意売却を進めることとなりました。お子様方がそれぞれ独立された後ご夫婦には広すぎるということで売却して引越しをすることがご希望となりました。

先ずは各債権者に連絡をし、各債権額を確認しました。同時に地元業者に査定依頼を行い、買取業社に買い取る場合いくらになるか買取価格を出して頂くため業者を選定しました。インターネットなどを駆使し探索しましたが、人気のないエリアらしく取扱わないと断られること数十件、査定していただける業者が1件もありませんでした。このままだと、業者の買取金額が分からず債権者との交渉の目安が持てないばかりか、一般のお客様への販売価格の設定も誤ってしまう恐れがありました。まさかスタートから躓くことになるとは思わず、確かに各地域で人気のないエリアが存在しますがここまで査定依頼を断られたことはありませんでした。そうは言っても足踏みをしているわけにもいかず、片っ端から電話をかけ査定金額を集めました。

そうする一方、任意売却で各債権者に応諾いただけるであろう価格で一般のお客様向けに販売をしていきましたが、こちらも状況は思わしくなく、仲介販売会社からの問い合わせがほとんど無く、地元の業者からの内見依頼が入らない状況が続きました。ここまで危機的状況が続くと本当に任意売却ができるのかと不安になるものです。残す方法は価格の見直しをするしかないのではと行き詰まりを感じていました。任意売却の販売期間も満了に近づきいよいよ成す術がないと諦めかけたとき、以前声をかけていた隣県の買取業者から購入希望の話をいただきました。早々に債権者に連絡を取り取引ができる旨を伝え、競売に移行の阻止に成功しました。しかし、安心したのもつかの間、その業者から調査の結果全面道路に融雪設備がない為購入はキャンセルするとの連絡が入りました。せっかく債権者の足を止め所有者のために取引を成功させようとここまで来てもう一歩のところでこのチャンスを逃す訳にはいきません。とにかく債権者に連絡をし、残金決済の延期をお願いし1か月先送りするよう説得しました。また、買取業者には、折り合いの付けられる条件を引き出すべく何度も説得に臨みました。結果、設備代として取引価格の減額で応じていただくことができましたが、そのために債権者への支払金額が減ってしまうことに直結してしまいます。それでは本末転倒で債権者の応諾が取れなくなってしまいます。そこで、I様に引越し代を最小限に切り詰めていただき実費の精算でご了承いただき、弊社の成功報酬としての仲介手数料を削ることで調整することができました。

トラブル続きの販売劇でしたが、最終的にI様も無事に引越しを終えることができ、新しい生活に踏み出すことができました。会社への報酬としてはかなり厳しい収支となってしまいましたが取引の内容としては、I様のために、最大限のお手伝いができた取引となりました。