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八王子市T様「長年両親の介護でまともに働くことも出来ず...」

学生時代から親の介護に苛まれたT様。

本人はパソコンのインストラクターをされていましたが20代半ばで母親の介護が始まりそれが終わるとすぐに、30代で父親の介護がはじまりました。

本人は早く仕事に復帰したい思いながらも30代は急な用事に対応できるようにアルバイトに転じ、その後はお父様の容態も悪くなり、自宅から離れられない日々が続きました。

生活資金も底を尽き、いつしかお父さん名義である自宅を担保に借入をし、生活をしていましたがそれも時間の問題でとうとう銀行から期限の利益の喪失(一括返済)を通達されてしまいまいた。

その手紙の文章には期限の利益喪失後、保証会社に代位弁済されて競売になりうる文章の記載が有りT様はもうこれ以上無理だと思い慌てて相談にこられました。

T様の物件はバブル時代に分譲された戸建で今、早期に売れば数十万は手元に残る物件でした。

債務の支払いが滞っている今、日を延ばせば遅延利息が日々増えていく状態でした。

T様の判断は早く媒介日から3日で売買契約を済ませ、その2週間後には決済を向かえ手元には引越ができるぐらいには手元にお金を残す事ができました。

買主様には弊社から約1ヶ月の引渡し猶予をいただける事になっていました。

これから引越の準備を始めると予想はしていましたが次の行き先が決まりませんでした。

それもそのはずT様はその時、無職だったのです。

当然、そう簡単には働いてない方をおいそれと入居させてくれる不動産会社は無くどうしたものかと困り果てました。

しかし、このまま何もしないで約束の日までに引渡しができなければ買主様に迷惑をかけてしまいます。

そこでとりあえずアルバイト先を決めてもらい、審査のあまり厳しくない物件を選び審査を申し込みました。

最近では賃貸物件を借りる時の審査は賃貸保証会社の審査に委ねることが一般的になっています。

弊社は普段から事情のある方の賃貸の斡旋も行なっておりますので、どこの賃貸保証会社が通りやすいかは熟知しており、T様の賃貸審査を無事に通す事ができました。

結果的にはT様が100%満足できる賃貸物件ではなかったのですが住めば都ではありませんがT様はそれなりに満足されているようで、いまは前向きな生活を送られております。