任意売却最新情報

横浜市旭区S様のケース「離婚で自暴自棄→今は前向きにリスタート」

最初にお問い合わせ頂いたのは、父親(所有者)の娘さんで、まずはご自宅が競売の申し立てを受けてしまったので相談したいとの事。早速、お近くのファミレスで面談し、是非とも任意売却を進めて競売を取り下げてほしいとの事で、再度、父親やご兄弟にも任意売却の説明をしてほしいとのお話しでした。

後日、所有者である父親と面談を予定していたのですが、娘さんから説得を試みても会ってもらえないとの事で今度は娘さんの会社の上席の方にご説明を差し上げ、その方より説得してもらってもお父様を動かすことは出来ず、次に最もお父様が話を聞いてくれるという関西にお住まいのご長男に出向いて頂きお会いしてご説明した結果、ついにお父様とお会いする事が出来て媒介を結ぶ事が出来ました。

お父様のご要望としては競売だと市場価値よりも低い金額で落札され、もちろん引越費用も出ないし、競売という事がご近所に分かってしまう前に任意売却でまとめてほしいという内容でした。しかし、この時点で競売スケジュールが決まっており、任意売却で進められる販売期間は1ヶ月ほどです。しかも税金の差押が250万程もついていて、税金交渉にも力を注ぎました。とにかく時間に余裕がないので、取引のある買取り業者を中心に近隣の不動産業者にも物件のご紹介をお願いすると共に、債権者には何度も物件のマイナス点を査定書や上申書も添えて交渉を重ね、ついに販売しやすい価格まで応じて頂き、業者も3社内見をバッティングさせて価格を競い合わせた結果、ついに任意売却が成立しました。もちろん任意売却により税金差押や競売も取り下げる事が出来、ご希望通り引越費用も捻出出来ました。

お引越しに関しては、以前住んでいた賃貸マンションに住みたいとのご要望でしたので検索をしたところ、空室が幾つかありました。早速、後日内覧を行い、その日に申し込みをしてお住まいになる物件を確保。引越し業者などもこちらで手配をしてほしいとの事でしたので、お引越しの日程や金額を臨機応変に対応してくれる業者に依頼して問題なくお引越しと、その後の決済を無事に終えることができました。

とにかく今回任意売却が成立した成因としては、気難しく人を信じない性格の父親に、どうにか弊社と会って説明を聞いて頂くために、家族一丸となって説得を試み最後まで諦めなかった事に尽きると思います。二年前に奥様と離婚したことがきっかけで事業の方も上手くいかなくなり、自暴自棄になって塞ぎ込んでしまったお父様も、今回の任意売却成立と税金完済したことがきっかけで、現在は新しい住まいで前向きに求職活動を始められているとの事です。