任意売却最新情報

大阪府K様「投資不動産8物件購入で失敗してしまったお医者様」

今回の依頼主は、関西にお住いのお医者様という社会的ステータスをお持ちのお客さまでした。

職業柄の収入の多さや安定感から融資が通りやすいという事で、不動産業者からの営業に乗せられて大阪市内に8物件を所有してしまった経緯から、「何も考えずに購入してしまったが、空室リスクや今後の赤字を考えると、金銭的にも精神衛生的にも手放した方が良いので、全て清算したい」という要望の下動いた任意売却です。

8物件をお持ちのうえ、それぞれ借り入れた金融機関が違う為、とても煩雑なご相談でした。

ただ、所有者様は心から後悔されている様子でしたので、なんとか力になりたいと尽力いたしました。

本件の問題は、立地の面で物件の価値があまり無い為、新たな買主が現れたとしても中古の状態では十分な金額の融資が受けられない。という事でした。

こういう場合、ある程度自己資金のある買主を見つけていく必要があり、一般のお客様へ情報発信をしていく必要があります。現在では収益物件に特化した掲載サイトがいくつもありますが、それだけに頼った販売方法ではそのサイトを見る人の目にしか留まらず、解決が長引いてしまう為、所有者様の「早く解決したい」という要望を叶えることが出来ません。そのため弊社では、駅周辺や物件周辺でのビラ配り、ポスティングなど、あらゆる手法で物件が売りに出ているという事実を世に発信していきます。

今回も、3か月に渡り、3日に1回のペースで活動しました。

担当者自身でビラ配りをしているので、ビラを受け取ってくださった方からの質問には全てその場でお応えできる状況で行っています。今回、1日に1人程度のペースで興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたので、販売当初は順調に任売が進むのではないかと感じていました。ただ、「資金がある程度あるお客様」となるとそうそう現れることは無く、1か月2か月と時間が経ってしまいました。掲載サイトからの反響も殆ど無かった為、正直担当者として心が折れそうになった場面もありました。しかし、所有者と定期的に連絡を取るなどして、「この人の為に解決するんだ」「なんとしても買主を見つけよう」と自身を鼓舞していきました。

そうこうして4か月目に突入しようかというタイミングで、半額近い金額を資金として出せるよ、というお客様を見つけることが出来、なんとか任意売却が成就しました。

今回の債権者はかなり厳しい債権者ということで認知されていたのですが、交渉に交渉を重ね、完済ではない金額で売却に応じてもらう事が出来ました。

このように、任意売却はかなりの労力がかかりながら交渉力の問われる売却です。

一般的な不動産業者では、「割に合わない」ということで、一先ず物件を預かるだけ預かって、広告を出してそれっきり。債権者交渉やビラ配りなどはしないという業者が大半です。任売ではなく一般売買の方がやるべき業務も少なく人的・時間的コストがかからない為、一般売買を優先して進めます。ストレートに言ってしまうと、「任売に時間を割いてる暇はない。」というのが本音のところでしょうか。

弊社は長年の実績から蓄積されたノウハウを活かしている為、交渉や事務手続きを効率的に進めることができ、他社に比べてスピード感と成約率に圧倒的な優位性があります。

最近増えている収益物件のトラブルについても、弊社ではお客様の手助けをする準備が十分に整っております。

是非一度、弊社へお客様のお悩みや今後のご希望などをお聞かせいただき、まずはご相談からでも弊社を頼って頂けたらと存じます。