任意売却最新情報

北海道S様「経営不振、離婚、体調不良と三重苦で返済不能」

物件は札幌市郊外の築28年経つ7階建てマンション3階部分で、築古で外観も老朽化も目立ち最寄駅からもバスで20分ほどに位置していたのですが、比較的に商業施設は徒歩圏内にあり利便性としては問題ない立地条件にありました。ただ、弊社にご依頼頂いた時には本マンションの販売在庫として本住戸よりも21㎡以上広い他号室が売れ残っていて、その後も幾ら価格を下げてもなかなか成約されず、今回の本物件の販売活動にも大きく影響を受ける事が余儀なくされてしまいました。
所有者は50代の男性一人暮らしで、元々自営でお仕事はしていましたが、経営が傾くと共に離婚も重なり、さらに体調を崩してしまった結果、住宅ローンや税金などの月々の返済が困難となり、滞納5ヶ月目程の頃に弊社にお問合せを頂きました。所有者としては、管理費の滞納も同時期より始まってしまいご友人にも借入があるので、なんとか任意売却にて引越費用+ご友人への返済分を捻出したいという強いご希望を持たれていました。

幸運な事に税金だけはしっかり納付されていたのですが、実は任意売却にて最も怖いのは税金差押で、その額が大きいといくら買主を獲得出来ても住宅ローンの債権者が自社の債務を損切りして頂ける中、差押税金分を控除費用として認めてくれる額はほんのわずかの為に、とにかく税金の滞納がネックで任意売却がまとまらないケースも多くありますので、税金の滞納に関しては役所からの書面や連絡に対して決して放置せず窓口にて相談を行い少しずつでも分納されることをお勧め致します。

弊社としては、ご依頼を頂いた翌月の住宅ローン滞納6ヵ月を経て保証会社に代位弁済されたと同時に精力的な任売交渉を進めるとともに、近隣販社数店舗に販売協力を頂き積極的な販売活動に努めました。あくまでも任意売却というのは現況渡しでの瑕疵担保免責という買主様にとっては通常売買よりもデメリットが多く、価格帯で勝負するしかない為に、上記の通り同マンション内に21㎡以上広い住戸がいくら価格を下げても売れ残っている状態だった為に確かに販売活動には当初苦戦してしまいました。

ただ、弊社はそのマイナスポイントの現状を逆に武器にして債権者と交渉を重ねた結果、応諾価格についても任売しやすい価格帯でまとめる事が出来て、その様な中ようやく上記の21㎡広い住戸が成約されたのですが、そのタイミングで一気に販売営業をかけて、ふたを開けてみれば結果的にその広い住戸よりも高い金額で買主様を獲得する事が出来ました。

引越先についても所有者の希望に近い賃貸物件も見つかり、無事に任意売却も成立し当初のご希望通り引越費用・管理費滞納・ご友人への借入金の返済も賄う事が出来ました。弊社は関東に拠点をもち今回大阪店も新規出店しましたが、とにかく住宅ローンでお困りな方は年々増えていて日本全国から反響を頂いて毎月多くの成約に結び付けております。実は今回の札幌の決済当日はなんと札幌市内だけで弊社の任売案件決済が同日に3件重なり成約となりました。つまり弊社は債権者交渉・販売活動・所有者様への密な報告連絡など、距離に全く関係なく、全国に豊富な経験と実績を持ち合わせております。どうかご自宅の件でお困りな方で遠方なので連絡を躊躇されている方がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問合せの方スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。