任意売却最新情報

川崎区H様のケース「債権者5社、管理費滞納膨大もオーナーチェンジで解決!」

物件は最寄駅からバス便約15分、約54㎡3DKという間取の築27年目のマンションでしたが、周辺はマンションや低層住宅で構成された住宅地で、コンビニ・スーパー・郵便局・保育園・医院などが至近距離に位置する利便性の高い住環境にある物件でした。

しかしペット飼育可能な物件だった故に本物件も大型犬を二匹飼っていて宅内の状態としてはクロス・フローリングはもとより水回りや建具などかなり劣悪な状態でフルリフォームが必須でした。

所有者様は50代のご夫婦共有名義で、購入当時はバブル期だった事もあり5000万台半ばだった新築価格も、現在ではどう査定しても1000万台前半にしかならず、さらに上記マイナスポイントが故にかなり苦戦が予想される物件でした。所有者様は元々設計士の請負業で高収入を維持していましたが、ITの流れについてゆけず仕事も激減し、ご病気も重なってしまい住宅ローンの滞納が始まったころに弊社のホームページを見てお問合せを頂きました。

所有者様のご希望としては、どうにかお身体の状態も回復してきたので本物件を任意売却にて解決し、心機一転他業種に転職し新しい生活をスタートしたい、ただ大型犬のペットの件もあるのでオーナーチェンジにて本物件に住み続けたい、というご要望でした。しかし3000万を超える住宅ローンの残債や管理費の長年の滞納、さらに抵当・差押権者も5社ついていて、しかもオーナーチェンジとなると賃貸保証会社の審査も必須ですので早急な再就職が求められました。

まず弊社は真っ先に各債権者に本物件の上記不具合箇所の画像を材料に、査定書や上申書などを提出しながら粘り強く販売報告をしながら交渉した結果、ついにオーナーチェンジしやすい任意売却の価格にて応諾頂きました。もちろん販売活動においても弊社の幅広いネットワークを駆使した結果、昨今の収益ブームの流れにも乗り無事に買主様も獲得し、管理費の高額な滞納も債権者に売買価格から控除頂き、所有者様のご希望通りの任意売却が競売申立手続き前に成立しました。

肝心の所有者様の再就職先も同時期に決まり、任意売却後の残債(無担保債権)についても、どうしても再就職先の職種から弁護士を通じての法的処理は現時点では選択出来ないとの事で、債権者に今後の家賃を含めた収支を記述した生活状況報告書を提出し生活に無理のない範囲での返済額に応じて頂きました。

現在は、以前の不安な日々とは打って変わって希望に満ちた生活をスタートさせています。