任意売却最新情報

福島県S様「全国対応!遠方でも提携ローンで解決できる」

物件は福島県内の郊外にある築25年経つ二階建ての注文住宅で、最寄駅から2キロほどの立地でしたが、建物が東日本大震災の影響により内外壁に多くの亀裂が生じ、地盤にも影響し建物の傾斜しドアの建付の不具合ばかりでなく、配管からの水漏れ跡も多く残っているような状態でした。当然物件の評価にも大きく影響し、販売にも苦戦が想定される物件でした。
所有者は50代のご主人と元奥さんの共有物件でしたが、実はお二人は籍はそのままだったのですが既に15年ほど前から別居していて、ご主人のみで居住している状態でした。今回弊社にご相談があった時にはすでに住宅ローンの滞納により債権者から競売の申立を受けていて、残債はそれほど多くなかったので売却であればどうにか完済も見込めたのですが、どうしてもご主人は本物件に住み続けたいばかりか、本物件の所有権も手放したくないという強い希望を主張されました。

弊社としても、単なる任意売却だけではなく、住み続けるためのオーナーチェンジ、さらに今回のように所有権を移さず競売を取り下げるご希望を叶えるために「不動産担保融資」という方法をご用意しています。もちろん、不動産の担保評価が融資金額を上回っていればその可能性が出てくる訳ですが、今回はたまたま残債もそれほど多くなかったのですが、不動産としての担保評価がどうしても上記震災による損傷から、今回の競売を取り下げるべく完済金額にどうしても物件としての担保評価が足りず、今回は多少の金額を所有者に準備して頂かないといけない状態でした。そこで、所有者の方には多少の不足金額を用立てて頂く事に集中頂くようお願いし、どうにか開札日目前の3日前に今回の貸付融資金額と共に、債権者に完済する事が出来、無事に競売を取り下げる事が出来ました。

もちろん上記のように融資を実行するまでの過程として、弊社としてもどうにか所有者のご希望を叶えるべく物件の調査を念入りに行うために、かなりの遠方ではありましたがご自宅にも出向き念入りな現地調査を行い、所有者とも信頼関係を結ぶべく密な連絡を心掛けるなど、成約するまでの道のりは簡単なものではありませんでしたが、その分成約した時の達成感は所有者に匹敵するものがありました。