任意売却最新情報

品川区H様「昨今急増!管理費滞納による競売」

今回は都内にあります閑静な高級住宅地のファミリーマンションです。キレイに区画された住宅街の公園に面し、落ち着いた暮らしやすい立地です。

 依頼された方はご主人(所有者)の奥様でして、弊社で依頼を受けた時点で既に競売改札の1ヶ月を切っていました。

以前、別の業者に依頼していましたが対応や営業マンの姿勢に不信感を持ち、依頼を断った後ずっと放置していたようです。

ですが、問題は所有者である夫が大阪に単身赴任中で、大切なご自宅が競売になっていることをご存知なかったことです。

話を聞けば、以前依頼されていた業者からは単に売却という形で話をされていて、競売になっていることを知らなかったと言います。

築年数も古くリフォームを一切施しておらず、ご主人は競売になる前から売却を考えていたようです。

競売になっている事実は奥様だけが知っていました。

その奥様からの依頼とはいえ、弊社としても依頼を受けた以上、業務を遂行しなければならず奥様から現在競売になっている事実を先ずはご主人にお伝えしていただくようお願いしていましたが、今まで黙っていた奥様の心境ではなかなか連絡してもらえず、時間も刻一刻と過ぎていくだけでした。

もともと売却を考えていたとはいえ、競売で第三者に譲渡になることは気持ちの良いものではありませんし、安く落札されるのであればご自身の納得いく金額で売却した方がご主人にも説明がつきます。

弊社としてはこのままにできずご主人と連絡を取ることを奥様に何とか納得していただき、大阪にいるご主人にお会いし、今までの背景や現状を話し納得していただけました。

 競売にされた要因は、管理費の滞納によるもので競売申立人は管理組合です。

ご主人はずっと仕送りをしていましたが奥様がご自宅の管理をしており滞納をしていることを初めて知り、金額についても一括で支払えないまでになっておりました。

管理組合が依頼した弁護士からは一括で払うよう求められ、且つリースバック等の住み続けることは不可とされた上であれば競売は取り下げるという要望でした。

 幸い、売却を考えていたのでオーナーチェンジではなく売却の方向になりました。

ですが、築40年程の建物でリフォームを一切していない状態は尋常ではありませんでした。

過去に水道管の劣化で漏水に浸ったとされた洗面所は床が腐っている始末、掃除も行き届いておらず各部屋も荷物や埃、劣化でかなりの痛みようでした。

そんな状態でも所有者の希望する価格での売却と管理費滞納額を支払えるよう売却活動を始めました。

 ですが、一般のお客様もご案内しては良い返事が貰えず、また業者買取でも希望額まで達さない状況が続きます。

競売を取り下げられる期日まで残り僅か2週間に迫る頃、弁護士からはもう無理ならこのまま競売で処理するという連絡が来ました。

納得していただいたご主人や奥様の気持ちを無駄にはしたくありませんし、諦めないのが弊社のモットーです。

弁護士事務所へ行き、あと三日頂けるよう話を付け、その後売却活動を一層スピードアップしました。

 その結果、取り下げられる期日の2日前になんとか所有者の希望額で且つ管理費滞納額を賄える買主が現れました。

直ぐに弁護士に連絡し、管理費滞納額を支払い競売は取り下げられ、その後物件売却となり無事終了しました。

 住宅ローンも無かったため、売却益はご家族で分け合い、賃貸ですがキレイな新居で暮らすことができるようになったと感謝のお言葉をいただきました。

 今回は所有者が遠方へ単身赴任中の競売となりましたが、弊社は日本全国何処へでもお伺いし解決いたします。

案件によっては赤字の時もあります。ですが、所有者の希望を叶えるために我々は動いていきます。

まだ滞納をしていないが不安な方でも結構です。ご相談ください。お待ちしております。