任意売却最新情報

蓮田市M様「父が脳梗塞、生活が困窮、苦しい現状からの脱却方法」

今回のご依頼主は蓮田市にお住まいの60代男性のM様。当初、ご相談は娘さんご夫婦からで、父親で所有者であるM様が脳梗塞で倒れてしまい退院はしたものの後遺症で左半身に麻痺が残り仕事ができなくなり、住宅ローンの支払いが難しいというご相談でした。これまで娘さんご夫婦から援助を受けて支払っていましたが、娘さんご夫婦の家庭事情も変わりこれ以上の援助は見込めなくなり、M様ご夫婦は年金で生活しておりましたが、通院費や交通費など必要不可欠な支出が多く生活も困窮しておりました。苦しい現状から脱却する方法はないのかという総合的なご相談でM様のご希望を伺うと転居する為の資金を捻出したいという事で任意売却を進めていく事になりました。

  任意売却を進めていくと同時に、M様の生活が困窮しているという事で生活保護の提案を致しました。すぐに交渉がまとまり任意売却が出来るケースもありますが、当然時間がかかるケースもございます。生活基盤を整えなければ存分に売却活動はできません。M様は一度、役所にご相談に行かれたそうですが資産として不動産を持っている状況では保護は受けられないと断られてしまったそうです。確かに不動産を所有している場合はどこの市町村も同じ回答になりますが、詳細な状況の説明と売却活動をしている証明と共にご相談に行けば生活保護の申請ができるのです。早速、M様と共に役所に出向き担当とお話した結果、年金の支給額が生活扶助基準をクリアしていた為、申請をすることが認められ生活保護の受給が受けられる事になり生活基盤の確保が出来ました。

  一方で売却と交渉は難航する事になります。物件は築32年経過している3DKの戸建で、場所がら駅までかなりの距離離れておりスーパーなども周辺にない不便な場所にある物件でした。土地や建物もコンパクトな物件で査定をすると数百万円、買取業者も場所が悪いため購入ができないという回答でした。一般のお客様の反応も皆無に等しく非常に厳しい販売状況が続きます。そんな中でどうにか購入者を付けられないか近隣業者に販社営業を行い、買取業者に営業をかけ続けました。相変わらず一般のお客様からの反響はありませんでしたが、営業をかけた買取業者の中で相場に近い金額で購入できる業者を1社見つける事ができました。債権者の求める価格も高いものでしたが、物件の状態や市場性をこまめな販売報告と共に交渉を重ねた結果、どうにか売買を認めてもらう事ができました。M様がご希望されているお引越費用も捻出できるという事で、早急に契約を締結させて頂き、無事決済を迎えることが出来ました。

 M様の転居先探索のお手伝いもさせて頂き、ご夫婦共に体が不自由の為、作業もお手伝いさせて頂き、希望通りの転居先にお引越しをして頂くことが出来ました。M様からは「自宅の売却だけでなく生活保護の申請もやって頂けて本当に感謝しています。」と嬉しいお言葉を頂きました。

 弊社は不動産仲介会社ですが、ご依頼を頂いたお客様の状況は様々です。そのお客様が必要な事で弊社がお力になれることはお手伝いさせて頂きます。是非、ご相談ください。