任意売却最新情報

佐倉市H様「コロナでイベント関連会社大打撃も任意売却で回避へ」

今回のご依頼主は佐倉市にお住いのH様。H様はイベント運営やイベント車両のレンタルなどを行う事業を経営している方でした。自宅を購入した時は奥さんと小さい子供の3人家族。物件は現在築6年と新しく3LDKの輸入住宅物件で空調は全館空調でどの部屋にいても同じ室温を保つ設備やIHクッキングヒータ―、ペット用の水道設備と他の建売住宅にはない非常にお金を費やした物件でした。しかし、お金をかけ理想的な物件を購入して数年、H様に苦難の日々が訪れることとなります。昨今のコロナの影響でイベント関係の仕事がなくなり事業として立ち行かなくなりローンの返済が滞ってしまう事態に直面してしまいます。事業の立て直しも急務ですが、ローンの返済が滞っている中で今後の事を見据えすぐに弊社へとご相談を頂きました。H様からは事業の立て直しは銀行からの融資や新たな展開する事業により収入が改善し、将来的にまとまった資金の準備見込みがあるなど詳しく状況を説明して頂くと同時に何より手に入れたばかりの理想的な自宅を手放す事は避けたいと強い意志をお持ちでした。弊社もH様の不動産を査定させて頂き、今後のH様の事業計画や収入見込み精査し、一旦弊社の関連会社でオーナーチェンジとして保有し賃貸物件として住んで頂き、まとまった資金がご用意できた暁には買戻しをしていただく、オーナーチェンジ買戻しプランをご提案ができると思いお話ししたところ、二つ返事でご了承頂きそれに向け進めていくこととなります。しかし当然このオーナーチェンジ買戻プランにもデメリットがあり賃料が近隣の賃料相場より割高になり易く、H様に名義を戻すためにまた登記費用などの諸経費が掛かるため最終的な住宅購入金額の総額がかなり増えてしまうことです。もちろんそれもH様にご案内済みで、H様はとにかく家を売りたくないという思いが強くオーナーチェンジ買戻プランを決断されました。

 それからはH様の借入先金融機関と交渉を行いオーナーチェンジの条件を固めていきました。途中で事業の法人税や保険料の未納も新たに発覚するなど問題もありましたが、どうにか条件面もまとまり若干賃料が割高になってしまいましたがオーナーチェンジの決済を行う事ができました。                                                                     

オーナーチェンジの決済が終わり特に書面だけのやり取りだけでH様の生活は変わりません。条件面のすり合わせをしている間にどうにか新規事業など活動ができるようになり以前の収入とまではいきませんが生活が戻りつつあるようでH様は現在も苦しい中ではありますが順調に事業の運営が回復し、将来の買戻しに向け動き出しております。

買戻しの話はまだ先の話になりますが、自宅を売却するだけではなく自宅に住み続けるためのお手伝いが出来たことは非常に担当として嬉しく思う事例でした。