A様から当社へご相談いただいた時は、住宅ローン債権者と、カードローンやキャッシングなどの無担保ローンの複数の債権者からの督促に追いつめられて、まさしく「首が回らない」状態でした。ご本人様も何から手を付けてよいのか分からず、毎日毎日、督促の電話やショートメール、郵便物や訪問に悩まれていらっしゃいました。
まず、当社は任意売却(任売)という解決方法があることをご説明し、債権者への連絡および交渉を開始しました。また、任意売却完了時にはご自宅を明渡し、お引越しをする必要があるため、その準備とともに、より高い価格での購入者を仲介できるよう、ご自宅の販売活動にも注力いたしました。
ペットを多頭飼育されていたことから、一般のエンドユーザーへの売却が困難な状況でしたが、債権者の承認を得られる価格でのご自宅の売却と、同時に、引越先選定のお手伝いも功を奏して、無事に新しい生活を始めて頂くことができました。
また、A様はお仕事を続けられていますが、怪我や体調悪化も重なったことから、任売後の残債務や無担保ローンの返済についても、相談できる弁護士事務所を紹介し、債務整理の選択肢も得て頂くことができました。
始めてお会いしたときは、とても暗い表情で、お話しもなかなか進まず、ひっきりなしに掛かってくる電話を取るどころか、電話を持つことすら怖い、とおっしゃっていたA様が、任売後には、奥様ともども、とても明るい表情になられていたことが印象的でした。