任意売却最新情報

横浜市港南区H様「高齢に伴い保有収益物件を売却整理するお手伝い」任売番外編

今回のご依頼は任意売却ではなく通常の売却希望のお客様でした。H様は横浜市内を中心に複数の不動産を所有している投資家でした。順調に運用していましたがH様自身が歳を重ね高齢者の年齢に差し掛かった事を気に相続についてどうするべきか考えたそうです。不動産として資産を相続するより現金化しておいたほうが色々と話がまとまりやすいと思い不動産を現金化するべく不動産を売却することを決めたそうです。しかし、所有している不動産は賃貸物件として貸出をしているいわゆる収益物件でした。どこに依頼すれば一番良いのか分からずにいた時に、以前お世話になった弁護士先生にたまたまお会いし相談をしてみたところ、収益物件の販売実績のある弊社をご紹介されご依頼に至ったそうです。H様はご依頼をするにあたってローンの借入もなく順調に運用している物件で現金化したいとはいえ特別急いている訳ではないので安売りはしたくない条件の元、販売をスタートすることになりました。

物件は築60年経過している一般的に団地と言われもので間取りは3DKとファミリータイプとしては手狭な物件でした。この団地は10号棟以上ある大規模団地でH様のように収益物件としての販売や中古販売など様々な物件が多数販売にでており需要と供給のバランスが崩壊している状況でした。H様には市場性など現状をお伝えし相談した上でH様の物件は適正価格より少し高めの設定で販売をスタートすることになりました。

販売を開始した当初は興味本位の問い合わせが定期的に数件きておりましたが、2週間もすると一切問い合わせがなくなってしまいました。投資家に営業をしておりましたがやはり価格設定が高いという事や、丁度この時期から収益物件に対する銀行融資が厳しくなり実際に現金を持っている方しか購入ができない状況になり予想以上に販売に苦戦を強いられることになります。販売を開始してから半年を経過するも特に進展はありません。H様に状況のご報告をさせて頂き今後どうしていくか相談を致しました。特別急いでいないとはいえ半年間進展がないという事で、適正価格への価格引き下げをご決断いただきました。しかし、それでも目に見える反響の変化はなくさらに半年間の期間が過ぎていってしまいます。販売から1年経過する頃、ここでようやく1組のお客様から購入検討のお話が入ります。こちらの設定金額より100万円値引きした金額で購入できないかという話でした。100万円の値引きでも決して悪い条件ではありませんでしたが、H様は適正金額に価格を下げているため、これ以上は値引きしたくないという事でH様の方から売買を断ってしまいました。それからも販売、営業を継続していきましたが状況は変わらず、たまにお客様に興味をもって頂いても前回同様に値引きを前提としたお話でした。当然H様からの承諾は得られません。

それからしばらく経過し営業として電話をかけた先で今回の買主様と出会う事となります。その買主は不動産業者だったのですが、これまで何十社と不動産業者へ営業をしてきましたが販売価格の7割行けば良い方で大体が5割前後でしか買取ができないと回答で狙うべきターゲットは一般の投資家しかいないだろうと考えておりました。そんな中で一番の最高値での購入希望でしたのですぐにH様にご報告、H様も当然販売金額で売れるのであれば是非売却すると契約を締結させて頂きました。入居者への連絡やその他引継ぎの手続きを速やかに行い契約から一週間で売買決済を行い販売期間は長期になりましたが希望する結果で売却する事ができました。

今回は任意売却ではありませんでしたが、現在収益物件の売買が増加傾向にあります。弊社は任意売却だけではなく収益物件への取扱にも力をいれております。お気軽にご相談ください。