本物件は北海道士別市所在ですがY様ご夫婦は福島県郡山市に娘様のご事情で引越しされており1年半以上空家になっておりました。福島に移ってから収入が下がり福島での生活費と北海道の住宅ローンを支払っていく事が困難となり、弊社のホームページをご覧になられご相談されてきました。
本物件は、平成13年に建てられた戸建で、4LDKの間取りです。
ただし、1年半以上空家の為、北海道地区(雪が積もるエリア)では水落しという冬を迎える前の配管メンテナンスがされておらず購入者は配管リフォーム費用がかかることが予測されました。債権者との再三にわたり粘り強く交渉した結果、多数のリフォームが必要であることを考慮いただき地元北海道の買主の金額にて承諾をいただくことが出来ました。
契約が無事終わり、いざ取引なのですが、ここから問題発生しました。
Y様「取引場所へ行くのはコロナの問題で行けない、首都圏や北海道に行ったなら仕事を8日間休まないといけない決まりである。」
買主「北海道で取引させてください、福島には行けない」
債権者「首都圏以外の取引は外部委託業者に依頼するので時間がかかります。」
債権者に交渉しました「このコロナの状況なのでリモートで決済できないか、
事前に売主には弊社提携の司法書士が福島県で面談取引に必要な書類は全てそろえる。買主には当日北海道からネットバンキングで振り込んでもらう。
私たちは神奈川県川崎の銀行で待機し取引させてください。」
再三の交渉の結果、売主買主不在の取引が認められ、物件北海道、売主福島県買主北海道の取引を神奈川県川崎市で無事取引完了いたしました。
来られた債権者の方は「30年やってきたが初めての経験です、ありがとうございました」
私も初めての経験でありこの経験を他のお客様にどんどん活かしていきたいと考えております。
取引が終わりY様にご報告の際、御社に相談して良かったのお言葉をいただき気持ちのいい不動産取引をさせていただきました。