依頼者はＯ様。映像・画像関連の自営業を営んでおりましたが、経営がうまくいかなくなり住宅ローンのお支払いの滞納をされはじめ弁護士に相談されていましたが、弁護士からの紹介で当社にご相談いただきました。

ご面談させていただきご希望を詳しくお聞かせいただきました。

Ｏ様は所有権を売却しても引き続き現在のお住まいに住み続けることができるオーナーチェンジを強く希望されており、ご負担可能な月額お家賃をヒアリングした上で、販売活動をしていきました。

子供や妻に心配はかけたくないし、近隣住民の方にも売却を知られたくないとのことでしたのでその点にも配慮し進めていきました。

また弁護士先生にも相談をしているけど大丈夫か、ご不安な様子でしたが当社では弁護士先生とも連携し、任意売却を進めていくことが可能です。

債権者は交渉が非常に難しいサービサーでしたが、何度も交渉し、交渉経過、販売経過を書き留め、任意売却における債権者交渉経験豊富なスタッフ全員と交渉計画を練り、地道に債権者交渉を重ねていきました。

買主探しにおいては、個人のお客様の内見に対応するのはご負担がかかるとのことで、できるだけご負担のない形で行っていきました。

投資家、収益物件を高額で買取可能な業者等、膨大な顧客リストの中から厳選して紹介していき、買受希望価格をもらった後も、買い上げ交渉を行い任意売却が可能な価格まで交渉することに成功致しました。

買受人が決まると続いて売買契約です。

不動産売買契約の場合、売主様・買主様が不動産屋に集まって大々的に契約するイメージをもっていらっしゃる方も多いですが、任意売却であまり買主側と顔を合わせて契約をすることが億劫と思われる方は多いですが、任意売却の場合だと、持ち回りという形で、まずは当社が売主様に契約関係書類を説明し、ご署名いただき、続いて買主様に訪問し、調印いただくような形をとることもでき、煩わしい思いをすることなくスムーズに契約ができて良かったとお声をいただきました。

契約が終わると、続いて所有権移転登記を行い、残代金のお支払いを受ける決済が行われます。そのための準備、場所のセッティング、債権者とのやりとり等も全て当社の方で段取し売主様には最低限の決済必要書類のご準備をしていただくだけで済ませることができ、その点も非常に手間がなく助かったとお声をいただきました。

決済時に無事任意売却が完了し、そのまま賃貸借契約を速やかに締結致しました。

その賃貸借契約にかかる敷金や火災保険料などのご捻出に心配されていましたが、

債権者交渉の結果、任意売却の中で捻出することができ、売主様にご用意していただかなくても良い形できてご負担かけずにできて良かったと思います。

決済が全て終わったあとは、「住宅ローンの滞納で思い悩んで煩わしい思いをしていたが、こんなにも面倒な手続きなく、しかも自分が一番望んでいるオーナーチェンジを希望の範囲内での家賃で実現してもらって本当に有難かった。もっと早く相談していればよかった」と有難いお言葉をいただくことができました。