任意売却最新情報

川崎区MS(S様)~オーナーチェンジから買戻編~「初めて見せた笑顔」

以前、「住み続けたい」「どうにかして家を守りたい」と強い気持ちと共にご相談にいらした『川崎区S様「一旦オーナーチェンジ、後に買戻し」』のS様の続報を記載させて頂きます。

 S様は競売を回避し家を守る為に一旦弊社のグループ会社で買戻しを前提にオーナーチェンジ物件として引き受けて頂き賃貸契約のもと生活をされていました。オーナーチェンジの決済が終わり落ち着いたところで早速、ご身内の方に住宅ローンの審査に進んでもらいました。まず大手3社のメガバンクにローン審査を申込んだところ、数日で結果がでたのですが3社とも「否決」と回答がでてしまいました。まさか3社とも否決になると思っていませんでしたので銀行によく確認した所、ご身内の方は直近で転職している事が判明。勤続年数に加え年収もローンの基準を下回っていた為、当然の結果でした。このご身内の方以外で買戻しにご協力して頂ける方はいません。どうにか買戻しをして頂く為に色々と検討をした結果、S様は一旦、オーナーチェンジで住み続けられていましたので、時間をかけ買戻しに向けて準備をしていく方向で進めていくことになりました。まず勤続年数に関しては9ヶ月間経過する事で勤続1年になるので問題は解消されます。年収に関しては仕事を頑張って頂き収入を上げる努力をお願いし、それと同時に弊社は条件にあう信用金庫や労働金庫などの融資先を探索することに時間をあてました。

融資先を探索している中で何件も否決回答を頂いたり、満額融資が受けられない条件付き融資だったりと問題は山積みでしたが、つい先日ようやく勤続年数と年収の問題をクリアし融資を受けられる金融機関も見つかり、買戻しを実行することができました。任意売却で債権者交渉を行った事により買戻しの総額も抑えられS様が毎月支払っていた住宅ローンより少ない返済額を実現する事ができました。

 弊社に任意売却の相談をして来た当時のS様は仕事の失敗からくる精神的ストレスで患った鬱病のせいで情緒不安定な状態が続き、担当である私に毎日深夜まで何度も何度も頻繁に連絡を頂いていましたのでS様自身相当お辛い時間を過ごされていたと思います。オーナーチェンジでまず住まいが守られ、今回の取引で正式に買戻しが実現した今では信じられない程、体調が良くなり前までは会うたび暗い顔しか見せた事がないS様が、初めて笑顔を見せて頂いた時はこの仕事をしていて本当に良かったと忘れられない取引となりました。