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モラトリアム法(もらとりあむ ほう)

金融機関に対して、中小企業や個人が抱える借入金の返済猶予を出来る限り与えるように定めた法律
正式名称を「中小企業金融円滑化法」という

2009年12月から2年間の時限立法として施行された
2011年12月に依然として中小企業の業況や個人の資金繰りが厳しいため延長されることになる
2013年3月末に終了となった

当サイトによる任意売却の依頼件数はモラトリアム法の打ち切り後から急激に増加した
返済の猶予をされるだけで元金が減額になったり金利が無くなるわけではないので、根本的な解決になっていないという現れである
元々、無理な返済計画の借入は少しくらい返済猶予(とは言っても毎月の利息は支払わないといけない)されても、その期間が適正な収支であるから通常の返済に戻れば収支が悪化するのは目に見えている

一体、この法律でどれだけの債務者が救われたのだろうと疑問に思う

生半可に猶予され中途半端な時期に元に戻されまた苦しくなり、以前より状況が悪くなったという事案も少なくない