家賃(やちん)
賃貸物件を使用する対価として借用者が物件の所有者又は管理者等に支払うもの
賃料とも言う
住宅を購入する際、この家賃と購入した際に借入する住宅ローンの月々返済を比較して購入の判断をされる方は多いはずである
例えば家賃10万円の3LDK+駐車場付の賃貸マンションに住んでいたとする
その近所に同規模の分譲マンションが3000万円で販売されており、販売担当者に月々ローン支払いを試算してもらうと月々85,000円の支払いで購入可能である
今の家賃と比べ月々の支払が安いうえに新築である
更には、所有なので後々財産となる
そんな、セールストークに乗せられ購入してしまった
しかし、購入後の現状はというと管理費・修繕積立金で月々15,000円、駐車場で10,000円、固定資産税で年間150,000円(月にすると12,500円)合わせて計122,500円の月々出費となる
さらに、転居時に新築物件にあわせ購入した家具等の分割払いも出費の重しとなる
その反面、収入はそんなに増えていないむしろ減っている
そうこうしてるうちに家計は逼迫し支払が諸々足りなくなる
賃貸物件なら手狭なところで辛抱して住み替えることもでき支出を減額することも可能なのだが、購入してしまったのでそう簡単にはいかない
そうこうしてたら返済も滞りがちになりやがて返済不能そして借入先から督促そして競売
任意売却の依頼者でこの様な状況の方が、非常に増えている
確かに不動産を購入されて住宅ローンを見事払い終えることが出来れば、まぎれもなく最終的には資産と言える
だが、このような状況での不動産購入はローン返済期間の半ば半分以上は負債と言っても過言ではない
夢にまで見たマイホームが、悪夢の始まりにならないようによく購入決断前に検討する事であり又、もしそうなってしまっても自身の決断の甘さを潔く認め、その時点で賢明な選択をするべきである
賢明な選択とは任意売却である!