任意売却最新情報

千葉市緑区S様のケース「買戻し前提のオーナーチェンジプランを無事成約」

物件は最寄駅から徒歩5分という好立地で、約67㎡3DKという間取の築29年目のマンションでしたが、何といっても周辺は年々人口が減っていて、当初の開発予定も停滞し廃れてしまった郊外に位置する物件でした。

所有者様は50代の男性でしたが、2年ほど前に離婚が成立し、本物件には元奥様とお子様が居住していました。購入当時はバブル期だった事もあり3000万台半ばだった新築価格も、現在ではどう査定しても800万台前半にしかならず、さらに上記マイナスポイントが故にかなり苦戦が予想される物件でした。

所有者様は離婚後は都内の勤務先近くに引越し、当初は住宅ローンの支払を続けていましたが、ご自身の家賃のお支払もあり、給与が減ったうえにボーナスがカットされたことにより遂に住宅ローンの支払いが3ヶ月滞ってしまった頃に弊社にご相談の連絡が入りました。

所有者様のご希望としては、どうにか本物件を任意売却する事により元奥さんやお子様がそのまま住み続ける事が出来ないか、という内容でしたので弊社からはオーナーチェンジそしてゆくゆく元奥様による買戻しをご提案させて頂きました。

真っ先に債権者交渉により査定書や上申書も提出しながら根気よく交渉を重ねたことにより今後買戻しするにあたって購入しやすい金額に応じて頂き、税金差押を受けている役所とも交渉することにより、最終的に弊社グループ会社による買い戻し条件付きのオーナーチェンジを成立させる事が出来ました。

現在は元奥様の買戻しの為の住宅ローンの審査も順調に進んでおりますが、昨今の住宅ローン超低金利により、今までのお支払していた住宅ローンの月々の返済額を、今回のオーナーチェンジ任意売却&買戻しにより約半分に減らす事が出来、所有者様の任意売却で残った無担保債権についても債権者に今後の家賃を含めた収支を記述した生活状況報告書を提出し生活に無理のない範囲での返済額に応じて頂きました。現在は、所有者様も元奥様も別々な人生をスタートさせてはおりますが、以前の不安な日々とは打って変わって希望に満ちた生活をスタートさせています。

このように、最近の任意売却の傾向として、住み続けたいという希望のお客様が多く、上記のような買戻しもセットでのオーナーチェンジを弊社は積極的に取り組んでいます。<任意売却=引越>という選択肢だけではなく、<任意売却=オーナーチェンジにより住み続けられる→結果的に買い戻してローン月々返済額も大幅に減額される>ことも十分可能性がありますので、是非その様なご要望をお持ちの方のお問合せをスタッフ一同お待ち申し上げております。