任意売却最新情報

桶川市S様のケース「当社の最後まで諦めない精神が功を奏した」

物件は郊外の最寄駅徒歩約20分、築20年ほどの二階建て戸建でしたが、敷地面積も20坪に満たない物件でした。
4人家族でしたがご主人が重い病気に患い一年ほどでしたが休職したことにより住宅ローンの滞納が始まってしまいました。それでも所有者様はお身体の状態がすぐれない中常に前向きで、弊社のホームページを見てご連絡を頂き、まずお客様のご要望をヒアリングしたうえで丁寧に今後の流れをご説明し、当日には媒介を結ばせて頂きました。
所有者様のご希望としてはとにかく住み続けたいというご要望が強く、そのために弊社としてはまずオーナーチェンジや買戻しという第一希望の選択肢と共に、引越代を捻出して新たな場所でスタートを切るための販売活動も同時に進める事となりました。
弊社は真っ先に物件調査並びに査定を行ったうえで、債権者交渉を始めましたが、今回の物件は立地条件や築年数だけでなく、震災による外装のひび割れが目立つ物件で、宅内も多少の雨漏りも含め大掛かりなリフォームが必要な状態に加え、国道に近く深夜も大型トラックの往来による振動や騒音も激しく、販売活動ではかなり苦戦が予想される物件でした。もちろんそのような物件のマイナス点を強調する事により、債権者と交渉する事により売却しやすい環境づくり、ひいてはオーナーチェンジにおける収益利回りによる家賃を低く設定させることに力を注ぎました。
しかし、粘り強く債権者交渉したことにより売却しやすい価格帯での販売活動とはなったのですが、収益性として所有者様が今後お支払可能な家賃ではなかなか購入希望のオーナー様が希望する家賃設定が折り合わず、何よりも致命的な外装のクラック等が原因で販売活動は予想通り困難な状態が続き、成約まで平均3か月ほど最短では2週間ほどで決まる弊社の実績の中、ついに10ヵ月という期間が過ぎてしまい競売の申し立てを受けてしまいました。
もちろんその間、幾度となく往復4時間以上かかるご自宅まで出向き、内見ご案内や地場業者への資料持込による営業など欠かさなかった訳ですが、所有者様も当然ながらご不安が募ってしまい、ついに最も大事な3ヵ月ほどの間他社に媒介を切り替えられてしまいました。
悔しい思いをしましたが、その他社さんも当初はすぐにご希望のオーナーさんをご紹介出来るというトークだったそうですが、結局一件も内見に導く事が出来ず途中から定期的なご報告もなくなり、私がまめに所有者様に近況報告を頂いていたので競売最終段階の入札2週間前にようやく弊社との媒介を戻して頂きました。 
開札日まで一ヶ月を切ったタイミングでしたが、販売活動と債権者交渉に奔走した結果、ついに内見申込みが入り、どうにか開札日前日に見事に当初のご希望通りの任意売却が成立する事が出来ました。
所有者様からは、「あれだけ精力的に販売活動、まめにご報告も頂いていたにもかかわらず最も大事な時に他社の上手い口車に乗せられて浮気してしまい本当に申し訳ありませんでした。最終的に御社に託したことにより、このような奇跡的な展開で競売を回避する事が出来、希望通りの結果となりました。本当に心から感謝しています。」というお言葉を頂き、長期間休職した会社にも契約社員という立場で復帰する事が出来、残った債務に関しても弁護士に依頼し、現在は希望に満ちた新生活のスタートを切られています。