任意売却をせずに競売になるとどうなる?

競売になった場合の様々な問題

【多額に残る残債務】

支払い義務は競売後も継続されます。
競売の落札価格は相場より10%〜30%ほど安いため、自己破産をしない限り自宅を取られた後の支払いが厳しくなります。

【近所に知られてしまう】

インターネットや新聞による一般公開により、情報が出回ります。落札予定 者や情報屋が近隣に聞き込みを行う可能性があります。

【関係者による自宅内部の写真撮影や調査】

裁判所から指定された執行官が自宅に訪問し、部屋の写真を撮影します。
留守にしていても鍵屋同行の下、開錠し中に入り調査します。写真は後日一 般公開されます。

【短時間で引越し先を探さなければなりません】

引越し代・産業廃棄物代・引越先賃貸住宅の敷金や、礼金・債務整理の弁護士費用等、全てご自身で捻出しなければなりません。引越しできずに居座ると、 裁判所から強制的に退去させられます
競落から明け渡しまでは約1ヶ月。その間に次に住むための引越し先が見つからなくても強制執行の対象となり、追い出されてしまいます。引越費用も ご自身で捻出しなければなりません。

【お子様のいじめの原因に・・・】

落札月近くになると、情報が出回るので、学校でいじめの対象になってしまうとよく聞きます。
一生の心の傷になる可能性があり、精神的な不安要素は競落後時間が経って も残ってしまう可能性があります。

【税金の滞納分を完済しなければなりません】

自宅を手放して終わりではありません。
任意売却なら差押え解除のため、債権者が売買代金の中から税金を払うこと を認めてくれますが、競売ですと丸々残ってしまいます
また税金は破産をしても免責対象にはなりません。一生かかっても払ってい かなければなりません。

…こういったことからも、何もせずに競売を受け入れてしまうより、正しい知 識を得て任意売却を選択することを強くお勧めします。