任意売却最新情報

北海道A様:取引完了後も切れることなく親身に相談

河東郡音更町にお住まいのA様は、3年前に注文建築で戸建を新築しましたが、仕事の業績不振から支払いが立ち行かなくなりました。程なく奥様とお子様は家を出て、後に離婚することになります。さらには、奥様から子供の養育費のために給料を差押えられてしまいました。その事が職場に知られてしまい仕事をやめさせられることになりました。

他にも無担保債権があり、そちらからの返済も迫られていました。本人はどうしてよいのか分からず、弊社のホームページを見つけ助けを求めてきました。既に現地は空家になっており、本人は母親とともに生活していました。

本人の希望はとにかく高く売って多く返済したい。売却で返済しきれない分は少しずつ返済していくと言うお気持ちでした。

果たして、販売に関して東京の我々が北海道の物件を売却することができるのでしょうか?内覧希望のお客様にはどう対応するの?何回飛行機で飛べばいいの?とてもできるわけありませんよ。と不安になるのは至極当然のことです。

実は、地元の有力仲介販社と提携して、一丸となって販売活動を行うのです。取引上知り合うことのできた販社はもちろんのこと、市場相場や買取相談をしながら情報交換をしていく中でお互いの協力体制が整えば力を合わせて売却活動をしていきます。

債権者を含めた相談や段取り打合せは弊社が行い、購入希望のお客様は地元業者の担当に物件調査や融資申込をしていただきます。役割を分担することで弊社単体ではできないことを可能にするのです。

所有者から鍵をお預かりして地元業者に責任を持って管理してもらい、内覧希望の連絡が入った際はお客様に説明して地元業者に引き継ぐ。気に入っていただけたら業者間で協力して成約できるように綿密な打合せをして段取る。と言う流れで取引の完了を目指します。

今回も、購入希望者は地元業者に手続きをお願いし、弊社は債権者との打合せを担当し密に連絡を取り無事に取引を完了させることができました。

当初、所有者は遠方の弊社が本当に任意売却できるのかと心配していました。地元の金融機関ということもあり、どのように話し合いを進めていくのか見当もつかないと不安だったと言います。そんな所有者と夜中に2時間話したこともついこの間のように感じます。

いくら遠く離れようと、当然お客様の秘密を守る義務があり、知りえた情報は口外することはできません。所有者は現状を考えると法的な手続きを取らざるを得ず、その相談なども時折連絡があります。

元来、不動産業者ですから取引が完了すればそこで終わりになります。しかし、ほぼ皆様はこの先がどうなるのか、何をどうすればよいのか、誰に相談すればよいのかが分からないものです。取引後でもご連絡をいただく事は常です。

弊社のスタッフ一人ひとりが人生で辛く厳しい何かしらの経験をしています。そして同じくらい数多くの方の話しを聞き、一緒に悩み支えてきました。

経験と実績、そしてネットワークと言う人と人のつながりが我々とお客様を支えています。A様は、今はラーメン屋に修行に出ており、いずれは暖簾分けも考えているそうです。まだまだ厳しい生活は続きますが、目標を持って頑張っていくと話す声にも元気が戻ってきたように感じました。

相談する為の連絡は、とても勇気いることだと思います。これから先も安心して相談していただけるように精進し、研鑽に努めて行きたいと思います。