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東大和市K様【戸建】 数十年間続いた兄弟間の確執を修復!

一人暮らしの60代独身男性。
以前は船上コックとして世界中を廻っていた方ですが、体調を崩されて以来、治療のため仕事を辞めざるを得なくなりました。
当然住宅ローンの滞納が始まってしまい、他にも多くのカードローンや税金の滞納がありましたが、横浜地裁より競売開始決定通知が届いた頃に今回の依頼者K様とお会いする事が出来ました。
初めはご自身の思わしくない体調と、過去の絶頂期と今の状態との落差に自暴自棄になっていてなかなか真剣にお話を聞いて頂けませんでしたが、一通りヒアリングをして、今後の流れと弊社の取り組み方を丁寧に説明させて頂くと

「もう自分は落ちるとこまで落ちて何もやる気がおきない。もし、あなたがそこまで自分のためにやってくれるというならダメもとでお願いしたい。」

とのお返事で任意売却を進める為の媒介契約を結ばせて頂きました。
債権者交渉や販売活動は順調に進んだのですが、とにかく苦労したのは、以前の所有者であるお母様がお亡くなりになった際に相続手続きをしてなかったことで、債権者から一方的に別な所でお住まいのご兄弟二名に法定相続されてしまった点です。
しかも兄弟間の確執がかなりのもので、ただ単に兄弟間の仲が悪いことによりとにかく非協力的で、全く音信不通だった兄弟間に入って話し合いのために何度も足を運ばせて頂きました。
その甲斐あってか、数十年確執が続いた兄弟間の仲も少し距離を縮めることが出来たようで最後に感謝の言葉を頂いたときは感無量となりました。
さらに引越先も低家賃・大型ペット可・透析病院の近くという本人の強い要望にかなうよう連日の物件探索と内見同行、さらに引越費用を少しでも軽減できるようにと連日連夜の梱包作業と引越作業のお手伝いをさせて頂き、引越が決済前日の夜中に無事完了した際には、依頼者様と共に感動し缶ジュースで乾杯したことは一生忘れない思い出になりそうです。