任意売却最新情報

東京都狛江市O様のケース「長年培った交渉力で買手・債権者ともに最大限の結果!」

物件は築39年目の二階建て戸建で、最寄駅からは徒歩15分程の距離に位置していましたが、すでに築年数からいっても建物は老朽化が激しく雨漏り箇所もありましたので解体前提での任意売却が要求される物件でした。

所有者様は50代の男性で4人家族で生活されていましたが、所有者様が起業した事業によるお借入れに本物件を担保提供しており、数年前より事業の経営が傾き始め返済が滞り始めると同時に事業も廃業し転職先は決まったのですが収入的にも4人の家族を養うのが精いっぱいで、弊社のホームページからのお問合せにより正式に任意売却のご依頼を頂きました。

まず所有者様のご希望としては、本土地は元々先代より代々相続してきただけに思い入れがありどうにかオーナーチェンジという選択により住み続けたいというご意向が強かったのですが、今後のご家族の生活費やお子様の教育費を考えると奥様が病弱で収入がご主人に限られていたため、相場的なお家賃を考えるとどうしても今回はお引越し先にて再出発される事を決心されました。

また、ご依頼を頂いた際にはすでに本物件は競売の申し立てをされていて、十分な債権者交渉や販売活動を行える時間も限られていました。しかもご家族での戸建から戸建へのお引越しとなると当然ながら引越費用や産廃処分費用と同時に賃貸精算金もそれなりに嵩みますので、それに伴う費用も任意売却と同時に捻出する事が要求されました。ただ、税金の差押は個人名義では存在せず、法人名義では高額な延滞がありましたが幸いな事に法人名義の滞納については差押が入っていませんでしたのでそのリスクにも注視しながらの販売活動を余儀なくされました。

まず弊社は時間的な制約と、上記に示したように物件的に建物の解体を前提とした売地物件として販売せざるを得なかったために、弊社ネットワークも駆使しながら建売業者を中心に販売活動を行いました。もちろんその旨債権者にもご理解頂くために、現地調査や念入りな役所物件調査を経て詳細に書面にて何度も上申書を提出し交渉を重ねた結果、ついに買主が建売業者でも認められ、さらに弊社の交渉力や実行力は債権者相手だけではなく買主業者にでもノウハウは発揮されますので最大限の金額まで買い上げする事が出来、見事に引越費用を捻出したうえで競売入札日前日に任意売却が成立しました。

引越先についても愛犬が飼えて息子さんの学校にも近い理想的な戸建てで、手頃なお家賃の物件探索もお手伝いさせて頂き、さらに3週間ほどの引渡し猶予も買主より御協力頂いたことにより、現在は本物件最後のお正月をご家族で堪能されています。