任意売却最新情報

横浜市磯子区N様のケース【未成約例】「前任仲介会社の行動が原因?」

依頼日:2016.10.9

入札:2017年3/1~3/8

開札:2017年3/15

ホームページを見たと問い合わせがあり、まずは話だけとのお約束でご自宅に訪問させていただきました。

詳しく弊社のサービス内容をご説明させていただきましたが、当初は某大手不動産仲介会社に販売依頼をしており、他の不動産会社は受け付けない雰囲気がありました。

その後も、何度か丁寧に手紙を書き投函しました。それが奥様の目に留まり内容を確認してご安心いただいた上で連絡をいただくことができました。当時依頼していた大手不動産仲介会社で全く進展が無いことに不安もあったようです。

その後は、業務担当に業務を引き継ぎ、打合せをしながら任意売却を進めていこことになりました。ところが、物件調査を進めていく中、前面私道の所有者が本物件分譲当初の建設会社の所有であることがわかりましたが、登記簿上の住所には既に会社は存在しませんでした。ネットワークを駆使して所在を突き止め、通行掘削の承諾書をいただけるよう交渉し、購入者の融資申込の際の必要書類であれば押印していただけると承諾いただきました。

さらに、いざ債権者と話をしてみると債権者の反応は悪く、任意売却でも全額返済しか受け付けていただけませんでした。何度も話し合いをしましたが、最後まで応諾いただくことはできませんでした。同時に、なんとか全額返済できる価格で取引していただける購入客を探索しましたが、残念ながら相場よりも高めで購入いただける希望者は現れませんでした。

結局のところ、弊社の前に依頼していた仲介業者が司法書士を伴って販売をしながら自己破産の手続きを進めようとしていたとのことで、その担当が金融機関に対してN様が返済の意思がないと話してしまったそうです。その話を最後の最後に打ち明けてくれました。その仲介業者が故意か不作為かはわかりませんが、自己破産の話をはじめにしてしまうのは間違いであり、順番が逆であったために本来できたであろう任意売却ができなかったことになります。

N様は業者選定を間違えたと未だに悔やんでおり、話をするたびに「はじめから御社にお願いすれば良かった」と、繰り返しておられました。

競売後は、通常どんな連絡が来るのか、いつ誰からどんな形で連絡が来るのか不安の中で待ち続けることになります。

しかし、弊社は所有者と落札者の間で連絡を取りながら、立退き費用を捻出していただけるように落札者に交渉し、少しでもスムースに引越ができるように最後までN様のお手伝いをさせて頂きました。